【2020/07】「新型ネトデラ」導入解説
Lastmod: 2020-10-09

2020年7月15日時点の情報です。

「新型ネトデラ」の公開から日が浅いため、ソフトや公式サイトに更新が入り、解説内容と食い違うことがあります。
最新情報はコミュニティTwitterネトデラDiscordのほうが早く届きます。

導入に関してわからないことがあれば気軽に質問して下さい!
この記事のコメント欄のほか、筆者のTwitterネトデラDiscordにて。
こちらとしても、質問を通じて導入で引っかかりがちなポイントを把握し、記事に反映できます。すなわちwin-winです。レッツ質問。

Dolphinでのネット対戦に必要なもの

  • ハード
    • (吸い出し用)Wii
      • SDカード(ハックデータ+ロム保存用)
      • Wiiリモコン
      • クラコンかセンサーバーのどちらか(Wiiメニュー操作用)
    • スマブラDXディスク(完全版に限る)
    • ある程度のスペックのPC(Windows推奨)
      • MacとLinux用も公開されています
    • ゲームキューブコントローラ
    • ゲームキューブコントローラ接続タップ
      • 公式品もしくはMayFlash製を使用して下さい。他の製品(サイバーガジェット製,中国製各種)はドライバーがうまく入らず認識できない事例があります
  • ソフト(Windowsの場合)
    • Slippi版Dolphin (Project SLippi 2.x.x)
    • Zadig
    • (オプション)Slippi Launcher

導入の下準備

ロムファイルの準備

Wiiを使ってディスクからロムを吸い出します。吸い出し方はこちらを参照してください
HBC導入まではletterbombという方法が有名ですが、str2haxを利用する方法も気軽でおすすめです。

自分で吸い出すことで「私的利用の範囲でのデータコピー」となり合法性が確保されます。
Wiiでの吸い出し以外にもロムの入手方法がありますがお察しください。そういうことです。

HBC導入後のWiiはそのままNintendont-slippiなどを入れてオフ用に利用できます。
↓は必須に近いアプリです。(実機プレイせずに吸い出しだけなら不要)

  • priiloader(神機でなくてもWiiリモコンレス化)
  • Nintendont(SD,USBのロムからゲームを起動用、通常,Slippi版どちらも)
  • GCMM(メモリーカードマネージャ,実機とPC間でセーブデータやりとり)

スマブラDXには生産時期によるロムの差異があり、 今回のSlippiでは国内完全版/北米完全版のみ使用できます。
他のバージョンでもゲーム起動はできるものの、Slippiによるハックが適用されずオンラインに繋げません。なのでディスク購入の際は完全版であることを確認しましょう。
ディスクの見分け方はこちらです。

手元に他のバージョンのディスクしかない場合は、ディスク入手の相談に乗れますので筆者にTwitterのDMで連絡して下さい

Wiiを使う操作はISO吸い出しのみで、残りの操作はすべてPC上で行います。

PCスペックの確認

※デスクトップPC想定です。
一般的なFPS等のゲームと比べてGPUはそれほど重要視されず、CPUが大事です。「4コア以上」で「シングルコア性能がi3-8100以上」くらいが条件。
新しめのCPUなら、「i3-8100」が丁度いいCPU性能とオンボードグラフィックスがあり、実際に動作確認もしています。
現在は後継型の「i3-9100」や、AMDだと「Ryzen 5 3400G」などがちょうどいいようです。
さらに安価なところだと「Athlon 220GE」なども動作確認報告があります。

CPU性能は、こういう比較サイトで性能比較するといいです。
HDD、SSDは大して影響がなく、メモリも8GBあればいいです。なによりシングルコア性能+コア数が大事です。

グラフィックスは最近のCPUであればオンボード(CPU内蔵グラフィック)で大丈夫です。
これも、i3-8100の内蔵グラフィックス「インテル® UHD グラフィックス 630」を基準として考えるとよいでしょう。
配信を予定している場合はグラフィックスへの負荷が大きいため、グラボ搭載のPCが推奨です。

BTO PCの場合、ネトデラだけなら4.5万円付近の非ゲーミングモデル、配信もやりたいなら6万~のゲーミングPCです。
スペックを満たしているかよくわからない方は、必ずDiscordやTwitterで質問してからにしましょう。あるいは100%動くくらい余裕のあるPCを買いましょう。

PCは10万付近からコスパが高くなります。ネトデラ以外の快適性を考えて、そのあたりの機種を買うのが本当は一番おすすめです。
ギリギリのスペックだと「ネトデラ単体だと動くけどブラウザ開くと重い、Discord通話すると重い」とかも考えられますしね。

Slippi(Dolphin)のダウンロード

※「Slippi」の各種システムは「Dolphin」というエミュレータに内蔵されているので同一とみなします。リプレイの再生機能のみ別アプリ「Slippi Launcher」となります。
以下では、あくまでエミュレータをダウンロード,使用可能にする手順なので「Dolphin」と書きます。

公式サイトの「DOWNLOAD FOR WINDOWS」からDolphinをダウンロード、zip圧縮されているので解凍します。Mac,Linuxの場合はボタン下にある文字をクリックするとそれぞれのバージョンがダウンロードできるようになります。

このとき、Dolphinのファイルパスに日本語(全角文字)が入らないようにしてください。バグの原因になります。よくわからなければ、Cドライブ直下に置いてください。
また、ロムファイルもなるべく全角文字の入らないパスに置いてください。Dolphinのフォルダにロムを入れるのもアリです。

コントローラ接続タップのドライバをインストール

Dolphinにコントローラを認識させるためには、ドライバを入れる必要があります。
接続タップの黒いUSB端子をPCに接続します。電力の安定性を高めるため、グレーのほうも接続したほうがいいらしいです。
MayFlashなどの非公式タップの場合は、「PCモード」ではなく「WiiUモード」or「Switchモード」に切り替えてから接続してください。

Zadigの最新版をダウンロードして起動します。

zadigメイン画面

Zadigの画面が表示されたら、「Options -> List All Devices」をクリック。
その後、ウィンドウ中央より少し上の選択欄で「WUP-028」を選択、中央下に「WinUSB」という表示がされているのを確認します。
確認できたら、「Replace Driver」を押すとインストールが始まります。場合によって1分程かかります。

Zadigによるドライバインストールに失敗する場合は、Windowsのドライバ書き換え防止のセキュリティに引っかかっていることが多いです。 こちらの記事を参考にして、起動設定を変更した状態でZadigを使用してください。

これでドライバのインストールは完了です。

Dolphinの初期設定

ドライバが入ったので、Dolphinを起動してみましょう。この時点では「ロムがあるフォルダ」を指定していないのでウィンドウに何も表示されません。

右上のConfigから設定画面に進み、Pathsタブaddを押してロムファイルのあるフォルダを指定します。

ここまで設定したら、設定ウィンドウを閉じます。

メイン画面からロムが見えるようになりました。(見えない場合は左上のRefreshをクリック)
ロムをダブルクリックでゲームが起動します。
今回の新しいDolphin+Slippiでは、Tools -> Start Netplayではなく、オフライン起動してからゲーム内でオンラインに繋ぐ手順に変更されています。

オンライン接続設定

「日本完全版」もしくは「北米完全版」ロムをダブルクリックで起動すると、ログイン画面になります。
コントローラのAボタンを押して進むと、PCの既定のブラウザが起動します。その後、ブラウザで設定を進めていきます。

ブラウザが開かない場合は、他のブラウザを既定に設定してからLoginを選択してください。Chrome,Edge,FireFoxなど。また、Dolphinやロムのファイルパスに全角文字があるとうまくブラウザが開かないことがあるようです。
→ファイルパスについてはアプデで修正がありましたが、今後の機能追加の際に再度バグる可能性あり、なるべく避けること。

推奨はされませんが、Loginを押したあとのURLに直接アクセスすることもできます。

以下はブラウザでの操作となります。

1画面目

「LOGIN / REGISTER」 →「CREATE ACCOUNT」の順にクリック。メールアドレス、パスワード、Display Nameを入力。
Display Nameは、マッチング時に相手からも見える表示名になります。不快な名前はBANされる可能性があります。 右下のREGISTERを押すと次の画面に移行します。

2画面目

1. Choose your connect code

2-4文字を入力してコネクトコード(フレンドコード)を作成します。指定できるのは最初4文字までで、後半の「#123」部分はランダムな数字の自動生成です。
入力したらCONFIRM CODEを押して次に進みます。

2. Support what you want

Slippi製作者に寄付を行うオプションです。開発者のFizzi氏はほぼ1人で7ヶ月をかけて全てのシステムを開発しており、収入はDXコミュニティからの寄付に支えられています
一番下の「skip payment」を押すとスルーできますが、ここでスキップしても後ほどSlippiサイトから寄付はできます。オンラインをプレイ後でも構いませんのでぜひ寄付をお願いします。

3. Download user file

ここでは、ブラウザで「user.json」という認証ファイルをダウンロードします。これをDolphinに認識されることでログインが完了となります。

画面上方のCOPYはスルー。下の「RIGHT-CLICK → SAVE LINK AS…」を右クリックし、「名前を付けて保存」を選択。

保存場所は、Dolphinのフォルダ内、Dolphin.exeと同じ位置です。
保存時にDolphin.exeが見えないのでわかりにくいですが、「Slippi」「Sys」「User」フォルダが見えている階層に保存してください。

このときファイル名が正しく「user.json」となっていないと認識できません。ブラウザによっては拡張子が勝手に「.txt」になるようなので、その場合は修正してください。

また、Windowsの設定で拡張子を隠す設定にしている場合は、「user.json」ではなく「user」とだけ表示されている状態で保存してください。
よくわからなければ、一度ファイル名を気にせずに保存して、改めてフォルダを見に行きましょう。

user.jsonはここの位置にあるのが正常です

対戦準備の完了

うまくuser.jsonを配置できたら、Dolphinの画面がこのようになっているはずです。
この画面にたどりつけば、「新ネトデラ」導入は完了となります!

  • Unranked:ランダムマッチができます。レート制ではないのでスマブラforのガチ部屋風味
  • Direct:コネクトコードを教え合うことで直接対戦ができます。いわゆるフレ戦
  • Log-out:ログアウト。user.jsonがフォルダから削除されてログインし直しになります。複垢のときに使います

機能紹介

ランダムマッチ(ガチ部屋DX,Unranked)

キャラを選択してスタートを押すと対戦待機(マッチング)状態に。起動から対戦待ちまで3秒という超高速仕様です。 とにかく気軽に対戦できます。試合後はスタートボタンを押せば連戦、Zを押せば連戦拒否でプレイヤーを再検索します。連戦中にキャラを変えることもできます。

赤い文字のエラーが出た場合はZでエラーを消してスタートを押すともう一度接続を試行できます。 何度もエラーが出る場合は公式の情報を探ったりしてください。エラー文をスクショしてDiscordなどで聞くのもいいでしょう。

フレンド戦(Direct Connect)

キャラを選択後、相手のコネクトコードを入力します。シャープ記号(#)も含めて入力します。
旧ネトデラのようなホスト/ゲストの概念はありません。お互いに入力するとあとは自動でやってくれます。 こちらも試合後にスタートボタンで連戦、Zで部屋を抜けます。

ランクマッチ

ランクマッチはまだ実装待ちです。最低2ヶ月かかるとのことなので気長に待ちましょう。
それまでは主にランダムマッチで対戦を行うわけですが、どうしても実力差のある試合が発生しやすいです。
始めたばかりの方は初心者Discordなどを使って丁度いい相手を見つけましょう。

自動アップデート

まだまだ出たばかりのソフトということもあり連日アップデートされています。

アップデートはサイトを経由することなくDolphin単体で可能です。
アップデートが公開されると、ランダムマッチ/フレンド戦につなごうとすると「アップデートがあります」というようなエラーが出て繋がらなくなります。
一度ゲームを終了して、再起動すると「Update」という項目があるので、選択することで自動でアップデートしてくれます。

だいたいの場合は自動アップデートでうまくいくのですが、挙動がおかしくなった場合はDolphinの再ダウンロードを行ってください。

ロールバック形式ネットコード

更新復帰ネットコードともよばれるネットコード…つまり通信方式です。
いわゆるラグ(パケット遅延,パケットロス)が発生したときに、これまでのネトデラはスローになったりカクつくことで対応していました。
今回の新ネトデラにおいてはロールバックという形式を採用したことで、プレイ感が劇的に向上し、また広い範囲,高pingの相手との対戦が可能になりました。

ざっくりいうと、カクつきのかわりに相手の動きを予測して描画することで、ゲームスピードを落とすことなくラグを解決しています。
そのかわり予測が外れた場合は相手の挙動が不自然になります(が、大抵は気づきにくくなっています)。

外部リンク集

おわりに

なにかミスがあったらコメントください。Twitterでの指摘でもOKです。

comments powered by Disqus